男子ゴルフのダンロップ・フェニックス(15日開幕、宮崎・フェニックスCC)の予選ラウンド組み合わせが13日に発表され、日本ツアー2週連続参戦の松山英樹(26=LEXUS)は石川遼(27=CASIO)、星野陸也(22=フリー)との同組が決まった。

石川は16年の日本オープン以来10度目となる松山との同組について「ワクワク感が大きい」と声を弾ませた。米ツアー転戦の拠点を同じフロリダに構えていた昨年まではプライベートで一緒にラウンドすることも珍しくなかった。石川が今季から日本に主戦場を移したこともあり、そろってのラウンドは昨年ダンロップ・フェニックスの練習日以来となる。

前週の三井住友VISA太平洋マスターズでは松山は46位。予選ラウンドで石川は1組前を回っており「ちゃんと見ていたわけじゃないですけど、2日目の1、2番とすごく左にいったじゃないですか。ああいう時もあるんだと思って、自分もビックリしましたけど、トータルでは大崩れしなかった。コントロールされている強いものがあるので、戻れるところがある中でやっているんだと思う」と、すごみを再確認したという。

「スイングに関して、英樹は本当にずばぬけている。陸也も日本人の中では抜けたキレを持っている。その2人を見られるのはうれしい。僕も2人みたいなキレを取り戻さなきゃなと思う」。ショットにおいて2人を追いかける自らの“現在地”を強調した上で「それぞれが自分のベストを尽くしてやっていくだけ。いいものを見せ合いたい。(ギャラリーに)見て良かったと思ってもらえるように頑張らなきゃっていうプレッシャーはあります」と表情を引き締めた。

今季ツアー初優勝を飾った星野は「日本のスター2人と回れるのは、メチャクチャ光栄です。周りの雰囲気にのまれず、自分のゴルフができるように頑張りたい」と満面の笑みだった。松山も今季日本ツアー初参戦となった前週の会見では星野らの名前を挙げ「20代前半から中盤の選手が頑張っている。そういうものをしっかりと見てみたいなというのはある」と期待をにじませていた。松山とは6月の全米オープンの練習ラウンドで一緒に回ったことはあるが、試合では初めてとなる。「試合での松山さんを見られるのが楽しみ」と開幕を心待ちにしていた。