女子ゴルフの香妻琴乃(26=サマンサタバサ)が19日、宮崎市内のトム・ワトソンGCで行われたテレビマッチ「京セラ フェニックスチャレンジ」(12月17日午後4時からTBS系列)の収録に出席した。

かねて親交のある松山英樹(26=LEXUS)とペアを組み、ブルックス・ケプカ(28=米国)、笠りつ子(31=京セラ)ペアと対戦。「この撮影自体が、いつも緊張する。朝イチのティーショットが一番、歩くのも足がフワフワしていて、息するのも大変なくらいの緊張でした」と苦笑いで振り返る。

さらに今回は最新世界ランクで2位につけるケプカとの共演。「今日はもう目に焼き付けようと思って、ずっと、1ショット1ショット見ていて。飛んで曲がらないというのをイメージしていましたけど、ホントに簡単に打っている感じでしたね」と興奮を隠せなかった。

今季は9月のマンシングウェア東海クラシックで念願のツアー初優勝を飾った一方で賞金ランク48位となっており「シード(権が与えられる)50位のところがギリギリだったので、それも複雑な気持ちではあります」。特に10月中旬のNOBUTAグループ・マスターズGCレディースを最後に体調不良などで欠場が続いた。今週のシーズン最終戦、LPGAツアー選手権リコー杯(22日開幕、宮崎CC)が復帰戦となる。「体調もあまり良くないですが、それ以上に練習が十分にできていない状態で今週を迎えてしまっている。そこが一番不安かなと思います」と正直に話す。

鹿児島出身ながら、学生時代を過ごした宮崎は思い入れのある場所。「最後の試合ですし、宮崎や地元の鹿児島の人が『見にいくから』『応援しにいくから』って、すごく楽しみにしてくれている。アマチュアの時から応援してくれている人たちに少しでもいいプレーを見せたいという気持ちで頑張りたいなと思っています」と強い思いで開幕を待つ。