松山英樹(27=LEXUS)が、全68選手の中で最高スコアをたたき出した。スタートの10番パー4は、ティーショットを約2メートルにつけてイーグル。続く11番パー5も、3打目をピタリと寄せてバーディーと、絶好のスタートを切った。その後もスコアを伸ばし、1イーグル、6バーディー、1ボギーの64、通算6アンダー、207とした。

前日の57位から11位に急浮上し「10番のイーグルから、流れ良くプレーできたのがよかった」と、納得の表情を見せた。「昨日使っていたパターも、めちゃくちゃ良かったけど、昨日も入っていないし、どうせ入らないなら替えよう」と、スタート15分前にパターを替える決断を下したことも奏功した。

首位と4打差で最終日を迎えるが「久々にいい位置で回れるので、すごく楽しみだなと思うのと、やっぱり今日みたいに、いい感じでプレーしないとチャンスはないと思うので、今日みたいなプレーができるように頑張りたい」。首位と10打差で予選を辛うじて通過した前日から、一気に首位と4打差まで差を縮め、勢いに乗って優勝争いに絡みたい思いをのぞかせた。