8位から出た松山英樹(27=LEXUS)は9バーディー、2ボギーの64で回り、通算9アンダー、133で首位と2打差の4位に浮上した。日本ツアーの2年連続賞金王の今平周吾は通算2オーバーで43位。石川遼は72で回り、通算10オーバーで70位。首位は63をマークし通算11アンダーのブライソン・デシャンボー(米国)。

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松山のゴルフがさえ渡った。スイングが「いい形になってきた」と話す通り、出だしの10番(パー4)は残り108ヤードの2打目を60センチにつけてバーディー発進。11、13番は2メートルのチャンスを生かすなど序盤6ホールで4つ伸ばした。

後半は1番から3連続バーディーとさらに加速。384ヤードパー4の2番は「久々に気持ち良く打てた」という会心のドライバーショットが風に押されて1オン。あっさりバーディーを決めた。5、6番も伸ばし、11アンダーで首位に並ぶ場面もあった。

しかし、終盤の7、8番で連続ボギー。「もったいなかった」と悔しがったが、前週のジェネシス招待で今季最高の5位に入ったのに続き総合的には大きな手応えがある。64の猛チャージで17年の世界選手権、ブリヂストン招待以来のツアー6勝目が視野に入ってきた。「久々に上位で3日目を迎える。すごく楽しみ」と話した。