今週開催予定だった、女子ゴルフのニッポンハム・レディースの昨年大会優勝者S・ランクン(20=タイ)が8日、オンラインで会見を行った。先月行われた開幕戦のアース・モンダミン・カップでは8オーバーで予選落ち。「ショットとコースマネジメントがうまくいかなかった。ただ、よかったのは気持ち的にイライラせず、次のショットにフォーカスできたのはよかった」と振り返った。

2月後半に来日してから現在まで、千葉県袖ケ浦市を生活拠点とし、日本で練習していたという。その来日前には、タイで合宿していた渋野のもとへ「サプライズで会いに行った」と明かした。「(渋野と)2日間一緒に練習した。『気候には慣れた?』とか『タイ料理は食べられる?』とか、たわいもない話をしました」と、笑顔で話した。

また、昨年のニッポンハム・レディースで初優勝した際には、先にホールアウトしていた渋野から祝福され「先に上がっていたのに待っていて驚きました。待っていてくれたことに、すごく感謝している」と話した。

現在は世界ランキングでタイ人6番手。1年延期となった東京オリンピック(五輪)については「これからランキングを上げて五輪に出場したいけど、試合がないのは不安でもある。練習するしかない」と、言葉に力を込めていた。