23位で出た渋野日向子(22=サントリー)は、6バーディー、4ボギーの70で回り、2つ伸ばして通算13アンダー、275でホールアウトした。33位と順位を下げて4日間を終えた。

前日の第3ラウンドはボギーがなかったが、出だしの1番パー5からボギーをたたいた。2番パー4は、第2打を1メートル足らずにつけ、バーディーを取り返してバウンスバック。5番パー3で再びボギーが先行させたが、3ホール連続でパーセーブ後、9番パー4で第2打を1メートルにつけて2つ目のバーディーを奪った。仕切り直しの形で折り返した。

後半に入ると、ともにパー4の第2打を10番が1・5メートル、11番が2・5メートルにつけて伸ばした。折り返しの9番から3連続バーディー。11番パー3はティーショットをグリーン奥のバンカーに入れてボギーとしたが、13、14番で再び連続バーディーとした。13番パー4は5メートル超のパットを決めてバウンスバック。14番パー5は、20メートルのイーグルパットがわずかに届かなかったが楽々と伸ばした。この時点で通算14アンダーとし、前半終了時点の40位から21位まで順位を上げていた。

だが15番パー4で、70センチのパーパットがカップに蹴られてボギーとすると、勢いが止まった。その後は3ホール連続でパー。最終18番パー4は、バーディーパットが15センチ届かなかった。

ホールアウト後、最終日を振り返り「ムチャクチャだけどアンダーで回れた。今は、頭の中がこんがらがっている感じ」と、出入りの激しい内容に収穫と課題を感じている様子だった。「4日間を通して2ケタアンダーで回れたのは、すごく久しぶり。ちょっとずつ前には進んでいるかなと思う。この1週間は、いい1週間というか、いろんなことを知れたと思うし、次につながる」と、明るい表情で語った。

次戦は中1週空いてシンガポール、タイとアジアでの米ツアー2連戦となる。その2戦は予選落ちがなく「ありがたいです(笑い)。とりあえず4日間は絶対に回れるので、カットがない分、初日からイケイケゴーゴーでいけたらいいかなと思います」と、積極的に攻めることを誓っていた。