池田勇太ヘトヘト6年ぶり全米切符「褒めて下さい」

左から宮里優作、谷口徹、池田勇太、谷原秀人(撮影・奥田泰也)

<米男子ゴルフ:全米オープン日本地区最終予選>◇23日◇兵庫・東広野GC(7053ヤード、パー71)◇36ホール・ストロークプレー

 池田勇太(30=日清食品)が6年ぶり2度目の全米オープン(6月16日開幕、ペンシルベニア州オークモントCC)出場権を獲得した。前日22日まで関西オープンに出場。練習ラウンドなしのぶっつけ本番で64、68と通算10アンダーの132をマーク、1位で通過した。他に3打差2位で谷口徹(48)が2年ぶり10度目、4打差3位で谷原秀人(37)と宮里優作(35)が初の本戦出場を決めた。

 池田の声は消え入りそうだった。「最初は調子良かった。でも、途中から体がついてこなくて。ほめてくださいよ、オレを…」。前日まで高低差の激しい和歌山・橋本CCで4日間戦い、この日は36ホールの長丁場。2ラウンド目の前半9番の第1打をOBにしたときは「久しぶりに膝が笑いました」と笑う。6年ぶりの出場に「ウチの連中をまた連れて行けるのが、うれしいです」。親分肌らしいセリフを口にした。