松山英樹パター二刀流 ピン型+マレット型で調整

マレット型のパターを使用した松山(右)と後半、ピン型のエースパターに戻した松山

 【ダブリン(米オハイオ州)5月30日=亀山泰宏】米男子ゴルフの松山英樹(24=LEXUS)が“パター二刀流”で今季2勝目を狙う。メモリアル・トーナメント(2日開幕、ミュアフィールドビレッジGC)の練習ラウンドで、エースパターのピン型に加え、マレット型を試しながら調整。7位に入った前戦プレーヤーズ選手権に続いて2本態勢で臨む。米ツアー公式サイト恒例の優勝候補予想「パワーランク」では2番手につけ、14年大会王者として大きな期待がかかる。

 岩田とともにアウト9ホールを回った松山は、5番までマレット型、6番からはピン型と2本のパターを使い分けた。順番については「気分ですよ」と笑っていたが、センターシャフトでヘッドの大きいマレット型を打つことで上体の力みを取り、特に両肩がリラックスした状態でストロークすることが可能になると感じているようだ。

 長くピン型を愛用しているが、同様に2本態勢で挑んだプレーヤーズ選手権は予選はマレット、決勝はピンを選び、4日間で「スコアに対するパットの貢献度」が5位。優勝争いを演じる下支えとなった。この日使ったのはプレーヤーズ選手権で使ったマレットとは違ったもの。グリップも以前の長方形に近い太いタイプではなく、エースと同じ細いタイプを装着。ラウンド後はパッティンググリーンでの確認を早々に切り上げ、ショットの練習に時間を割いたことからも感触は悪くないとみられる。

 14年に米ツアー初優勝を飾った思い出の舞台。「パワーランク」では1位スピース(米国)、3位マキロイ(英国)、4位デー(オーストラリア)というそれぞれ直近の試合で優勝している“ビッグスリー”に割って入る形で2番手につけた。過去8ラウンドの平均スコアは、パワーランク10番手までの中で唯一の60台となる68・875。おのおのの出場回数が異なる分、単純比較はできないとはいえ、相性の良さは群を抜く。

 試合に出場しなかった前週は、宮里美香とのラウンドを楽しむなどリフレッシュも万全。2週後に迫った全米オープンへ、勝って弾みをつけたい。