ささきしょうこツアー本格参戦1年目で初V「奇跡」

優勝杯とぬいぐるみを手に写真に納まるささき(撮影・丹羽敏通)

<女子ゴルフ:大東建託・いい部屋ネットレディース>◇最終日◇31日◇山梨・鳴沢GC(6587ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)

 ツアー本格参戦1年目のささきしょうこ(20=フリー)が6バーディー、3ボギーの69で回り、通算9アンダー、207で初優勝を飾った。

 「まさか優勝できるなんて思ってなかった。奇跡だと思います。うれしいのひと言です」と涙を流した。

 1、2番で連続バーディーを奪うなど、好調なショットを武器に前半で3つ伸ばしてトップに立つと、その後は同じ最終組で回った同期の岡山絵里(20=フリー)と一騎打ちの様相。15番で3パットボギーをたたき、1打差に詰め寄られた。それでも「まだリードがある」と慌てなかった。

 前日は緊張で眠れず、スタート前の朝食もろくにのどを通らなかった。ガチガチだった心をほぐしてくれたのは門田実キャディーの冗談交じりのひと言。「本当に優勝できると思ってるの?」。かつて不動裕理や福嶋晃子のバッグも担いで優勝した経験のある門田氏の明るさに救われた。

 勝負どころで決まったパットは「友達の力を借りました」。2週前のサマンサタバサ・レディースで三ケ島かな(20=ランテック)に助言を求めた。「ティッシュペーパーの箱を押すようにフォロースルーをする」。手打ちになってヘッドをすくってしまう癖があったが、ホテルの部屋でひたすらティッシュペーパーの箱をパターで真っすぐ押す練習を繰り返すようになった。

 「1勝できてもまだまだだと思っているので、上のシード選手の方たちに追いつけるように、上を見て練習していきたい」。うれしい初優勝も通過点だ。