堀琴音「プロが優勝しなきゃ…本当に情けない」

18番、バーディーパットを外しプレーオフ出来ずがっくりする堀琴音(撮影・柴田隆二)

<女子ゴルフ:日本女子オープン>◇最終日◇2日◇栃木・烏山城CC(6506ヤード、パー71)◇賞金総額1億4000万円(優勝2800万円)

 ツアー初優勝を狙った堀琴音(20=東芝)はアマチュアの畑岡奈紗(17=茨城・ルネサンス高3年)に1打差で敗れ「終わってみて、プロが優勝しなきゃというのを一番感じています」と悔しさをあらわにした。

 ツアー通算2勝の姉、奈津佳(24=サマンサタバサ)も応援に駆けつけていた。単独首位で折り返したが、11、12番でいずれもショートパットをミスして痛恨の連続ボギー。「うーん、ミスヒットですね。違和感は特になかったんですけど…」と言葉をしぼり出した。池越えとなる490ヤードの17番パー4では、フェアウエーからの第2打をあえて池の手前にレイアップしたが、肝心の第3打を寄せきれずボギー。「(上位の状況は)分からなかったですが、池に入れてはいけないと思って刻んだ結果ボギーにしてしまって。情けないですね…」とうなだれた。

 畑岡とは予選ラウンドを同組で回っていた。「天才が1人来たなと思いましたよ。勝つべき人だと思いました」。絶賛した後で「でも、プロが勝たなければいけないと思うので、負けたことは本当に情けないと思います」と、やはり自分を責めていた。