松山英樹「ふがいない」石川とコンビ8位浮上も辛口

4番、バーディーパットを決めた松山(左)は石川とグータッチ(撮影・亀山泰宏)

<男子ゴルフ:ISPSハンダW杯>◇第2日◇25日◇メルボルン・キングストンヒースGC(7111ヤード、パー72)◇賞金総額800万ドル(約8億8000万円)優勝賞金256万ドル(約2億8200万円)

 2人のうちホールごとに良い方のスコアを採用するフォアボール方式で行われ、松山英樹(24=LEXUS)と石川遼(25=CASIO)の日本は7バーディー、ノーボギーの65で回り、通算6アンダーの138で第1日の10位から8位に順位を上げた。

 3バーディーの松山は「納得のいく数字じゃない。ふがいない」と辛口採点。それでも、4番でチーム最初のバーディーを奪うと、7番パー4では隣接する1番のフェアウエーを利用したアイデアあふれる攻め方でバーディー。11番はグリーン手前からチップインバーディーを決めると、力強いガッツポーズを繰り出した。11番は直前の10番で短いバーディーパットを外しており「ティーショットに(10番の)いらつきをぶつけてフェアウエーに置いて(グリーンに届かなかった)セカンドをミスしたイライラも(チップインで)ちょっと解消されたかなと思います」と笑顔だった。

 石川は12番パー5の第3打でピンそばにピタリとつけるスーパーショットを見せると、最終18番も8メートルを沈めてバーディー締め。「自分がボギーを打って英樹が攻めにくくなってしまった」と反省しつつ「チームとしてノーボギーは良かったと思う」と話した。

 第3日は前日難しさを口にしていたフォアサム方式。1つのボールを交互に打つことになる。松山は「まず自分の状態をしっかり上げて、しっかりと頼りになるようなゴルフができるように頑張りたい」と意気込んだ。