初代表の西山、下川組逆転「朝から緊張で吐きそう」

下川めぐみ(右)は西山ゆかりと笑顔でタッチ(撮影・前岡正明)

<日本・韓国・欧州・オーストラリアツアー対抗戦:ザ・クイーンズ>◇第1日◇2日◇愛知・三好CC西C(6500ヤード、パー72)◇出場32人(各ツアー4チーム8人、フォアボール・マッチプレー)◇賞金総額1億円(優勝チーム4500万円)

 遅咲きの日本代表コンビが、オーストラリアペアに鮮やかな逆転勝ちを収めた。

 西山ゆかり(34=アマダホールディングス)下山めぐみ(33=環境ステーション)組は6番を終えて2ダウンとなったが、13番で追いつき、16番、18番を取って2アップとした。

 アマチュア時代も含めて今回が初の日本代表の2人は「朝から緊張で吐きそうでした」という。だが、そこはともに三十路(みそじ)の大人の女性だ。プレー中は下川が「33歳で初の代表なんて、ある?」とこぼすと、西山が「私、34歳で初めてだけど…」。自虐的? に2人で明るさを保ち、徐々に平常心を取り戻した。「2人とも“どうやって緊張をほぐせばいいのか”ばかり考えていました」と西山。最後は笑顔で“初代表初戦初勝利”を振り返った。