日本の笠りつ子主将、優勝韓国に脱帽「レベル高い」

18番、ジャン・スヨンに敗れがっくりする笠(撮影・前岡正明)

<女子ゴルフ:日本・韓国・欧州・オーストラリアツアー対抗戦 ザ・クイーンズ>◇最終日◇4日◇愛知・三好CC西C(6500ヤード、パー72)◇出場32人(各ツアー4チーム8人)◇賞金総額1億円(優勝4500万円)

 宿敵韓国との優勝決定戦は、シングルス8戦で勝ち星なし。あわや全敗という状況に、日本の主将・笠りつ子(29=京セラ)は「本当にいつも思うことだけど、韓国選手は強い。レベルが高い」と相手を認めるしかなかった。

 3組目で賞金ランク3位ジャン・スヨン(22)と対戦。オールスクエア(同点)で最終18番パー4を迎え、第2打を池ポチャ。わずか1アップ差で負けた。「残り100ヤードをアプローチウエッジで打ったけど、振り幅のミスです」という。

 昨年大会の韓国勢はイ・ボミ、キム・ハヌルという“日本ツアーの強豪”に加え、全米女子オープン優勝のチョン・インジがいたが、今年は日本ツアーで戦う申ジエを除く全員が純然たる韓国ツアーメンバー。今季の同ツアー賞金ランク2位~10位までの選手が集まっていた。

 顔ぶれだけを見れば、昨年大会より“格落ち”といえる相手に歯が立たなかった。「日本選手はもっともっと実力を磨いていかないとダメですね」と反省ばかりが口をついていた。