石川遼の弟航が逃げ切り初V「一番大きい成績」

優勝トロフィーを掲げ笑顔を見せる石川航

<アマゴルフ:関東高校ゴルフ冬季大会>◇最終日◇23日◇千葉・一の宮CC◇男子西C(6490ヤード、パー70)◇出場=男子140人

 男子は4打差の首位で出た石川遼の弟・航(埼玉・浦和2年)が通算3アンダー137で初優勝した。石川は1バーディー、3ボギーでスコアを2つ落としたが、2位に3打差で逃げ切った。マッチングスコアカード方式により男子42人、女子35人が来年3月28~30日に行われる春季全国大会(滋賀・富士スタジアムGC)出場を決めた。

 石川は優勝のかかった後半からプレッシャーを感じていた。「メンタル的に守りにいった。いいパットができなかった」。第1日27だったパット数がこの日は32。14番のボギーで同組の中島啓太(東京・代々木1年)に2打差とされた。その後、中島がスコアを落とし再び差は広がったが「2日目の後半でスコアを落としているのは(今後)勝負どころで崩れる」と優勝を喜びつつも、反省した。

 首位で最終日を迎えた。「スコアを守りにいくのが心配だったので、積極的にいこう」と前半は強気に攻めた。2番パー5では残り40ヤードの第3打をサンドウエッジでピン左1メートルにつけ、この日唯一のバーディーも奪った。その後も強風の中で我慢のゴルフ。ノーボギーで前半を終えた。後半苦しんでの優勝とはいえ、石川は「今までで一番大きい成績で、自信になる」と笑顔で話した。「全国大会でも優勝争いに参加できる位置でプレーしたい」と高い目標を掲げた。

 県内一の進学校で学ぶ一方、ゴルフの向上心も人一倍だ。兄遼も出場した8月のRIZAP・KBCオーガスタでプロツアーに初出場したが、最下位で予選落ちした。それでも、今後も参戦には前向き。「悔しいというより自分の実力不足を実感できた。根本的な技術をつけ、飛距離も伸ばしたい」という。「兄のスイングには、切り返しでヘッドにパワーがたまっている。将来的にはあのくらい飛ばしたい」と成長を誓った。

 ◆石川航(いしかわ・わたる)2000年(平12)2月23日、埼玉県生まれ。5歳からゴルフを始める。今年6月には埼玉県ゴルフ選手権で優勝。今夏に高校ゴルフ連盟に個人加盟。ドライバーの平均飛距離は260ヤード。167センチ、55キロ。兄遼(25)はプロ、姉葉子さん(20)も高校ゴルフ経験者。