松山英樹 尾崎以来日本人20年ぶり世界ランク5位

最終18番でバーディーを奪い、ギャラリーの声援に応える松山(撮影・亀山泰宏)

<米男子ゴルフ:ファーマーズ・インシュアランス・オープン>◇最終日◇29日(日本時間30日)◇カリフォルニア州トーリーパインズGC南C(7698ヤード、パー72)◇賞金総額670万ドル(約7億7100万円)優勝賞金120万6000ドル(約1億3900万円)

 松山英樹(24=LEXUS)が自己最高の世界ランク5位に浮上した。大会最終日は3バーディー、3ボギーの72で回り、通算4アンダーの284で33位。今季初のイーブンパーでのラウンド(R)となり、連続アンダーパーは21Rで途切れたが、米ツアー自己記録を更新中の連続オーバーパーなしは22Rに伸びた。

 松山が世界の頂にまた1歩、近づいた。日本時間30日に発表された最新世界ランクでメジャー2勝のスピース(米国)を抜いて5位に上がった。日本人では96、97年尾崎将以来となるトップ5入り。中嶋常幸(87年4位)の日本人最高位に並ぶ快挙も視野に入ってきた。

 首位と5打差から出た最終日。チャージはならなかった。「上との差はあんまり考えず伸ばしていって、後半になって面白い位置にいるんだったらと思ったんですけど、それもなく、苦しいまま終わりました」。8番でピンそば1メートルにつけながらバーディーを逃し、続く9番パー5も第3打を寄せきれずパー。「8番、9番を取れなかったのは痛かったですし、取れなかったストレスが、そのまま後(のプレーに)につながった」と悔やんだ。

 最終18番でバーディーを奪い、オーバーパーを回避。4日間を通じて持ち味のショットに苦しんだものの、今大会ロープの外から見守った専属キャディー進藤大典氏が「芸術的」と評したバンカーショットをはじめとする多彩な技でスコアは崩さなかった。今季20R目で初のパープレーとなったが、アンダーパーを記録できなかったことがニュースになること自体、世界5位の安定感の証明といえる。

 次戦は昨季米ツアー2勝目を挙げたフェニックス・オープン。「ディフェンディングなので、やっぱりすごくプレッシャーはあります」としつつ、連覇に向けた気持ちの高ぶりについては「それは試合になってから感じればいい」と受け流した。静かに闘志を燃やしながら、この日のうちにアリゾナへ向かった。【亀山泰宏】

 ◆男子世界ランク 松山の上は1位ジェーソン・デー(オーストラリア)、2位ロリー・マキロイ(英国)、3位ダスティン・ジョンソン(米国)、4位ヘンリク・ステンソン(スウェーデン)で変わらなかった。池田勇太は33位に上がり、谷原秀人は57位に後退。小平智は99位、石川遼は107位となった。