畑岡奈紗「風の読みが甘い」2トリプルボギーで失速

6番で第3打が草むらに入り、ショットができないため、1罰打でドロップする畑岡奈紗

<米女子ゴルフ:ISPSハンダ女子オーストラリア・オープン>◇第3日◇18日◇ロイヤル・アデレードGC(6681ヤード、パー73)◇賞金総額130万ドル(約1億5000万円)優勝賞金19万5000ドル(約2240万円)

 4アンダー20位でスタートした畑岡奈紗(18=森ビル)がまさかの失速となった。8メートルの風が吹く中、6番、11番とトリプルボギーを2度もたたくなど2バーディー、2ボギー、2トリプルボギーで通算2オーバー52位に後退した。

 ショットそのものの調子は良かったが、6番は3打目がグリーン奥の草むらの中まで転がってしまい、アンプレアブルを宣言しなくてはならない不運。11番もフェアウエイで止めるはずの第1打が飛びすぎ、フェアウエイとグリーンの間のハザードにはまってしまって、アンプレアブルとなったものだった。

 ゴルフを始めた頃以外に2度のトリプルボギーは記憶にないという畑岡だが、18ホールを回り終えた後はプロとしてファンサービス。待っていた少年、少女約20人にサインをした。

 そしてしっかりと前を見ながら「自分はまだまだ風の読みが甘い。2つトリプルボギーをしましたけど、自分がもう少し頭を使っていれば、ああいう大きなミスにはならなかった。明日は6アンダー以上を目指します」と誓った。