首位キープの川岸史果、優勝なら来季米参戦プランも

18番、ティーショットを放つ川岸史果(撮影・柴田隆二)

<女子ゴルフ:ワールドレディース・サロンパス杯>◇第2日◇5日◇茨城GC西C(6670ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2400万円)

 男子ツアー通算6勝の川岸良兼(50)の次女・史果(22=加賀電子)が、プロ初の国内メジャー出場で2日連続の首位をキープした。4アンダーの首位で出ると5バーディー、1ボギーの68をマーク。通算8アンダー136で単独トップに立った。

 バーディーなし、1ボギーでハーフを終えた川岸は、自らに言い聞かせた。「トップのスコアが伸びると分かっている」。父譲りの勝負魂が心に火をつけた。11番の第2打。残り145ヤードから8番アイアンでピンを狙うと3メートルにつけて初バーディー。「エンジンがつきました」と3連続を含む5バーディーで一気に単独首位に躍り出た。

 昨年12月に右足のねずみ(関節内遊離体)で内視鏡の手術を受け、担当医からは「6~8カ月間は痛いだろう」と診断されている。2週前のフジサンケイ・レディースは大事を取って欠場。前週は起伏の激しいコースで足に負担もかかって2大会連続の予選落ちも味わった。今週は林間コースのため「平らですし、距離も計算しやすい」と痛みは最小限。2大会ぶりにキャディーを務めるプロゴルファーの母麻子さん(50)の助言も受けながら大胆なプレーで、好スコアをはじき出した。

 プロとして国内メジャー初出場で、2日間連続の首位キープは大きな手応えだ。勝てば日本ツアーの3年シード権も獲得できるため「米国も考えているので、ここで勝ったら(米ツアー)QT(予選会)も受けたい」と掲げた。「娘は自分の言うことは聞かないから」とハンチング帽にマスク姿の“変装”でお忍び観戦した父良兼も「世界一になるぐらいの気持ちならば勝てるでしょう。ただ勢いのあるうちに勝った方がいいと思う」と後押しエールを送った。

 川岸 4日間大会は相性が良くて。そういう意味ではいいので強みだと思っています。昨日と今日と4アンダーときているので、明日も明後日も4アンダーで回れるように。

 今年は開幕戦のダイキン・オーキッド・レディース2位、アクサ・レディース3位など、途中で首位に立ちながら惜しくも優勝を逃してきた。ツアー1勝目を国内メジャー制覇で飾り、米ツアーへ-。川岸は夢に向かって突き進もうとしている。【藤中栄二】