北島康介氏104、池ポチャなしに安堵「奥深い」

ホールアウト後、丸山茂樹(左)のインタビューに笑顔で答える北島康介氏(中央)と小田孔明(撮影・亀山泰宏)

<ゴルフ:レジェンド・チャリティープロアマ>◇第1日◇6日◇千葉・麻倉GC(レギュラー6955ヤード、シニア6882ヤード、アマチュア6517ヤード、65歳以上6155ヤード、パー72)◇賞金総額5000万円(優勝1000万円)

 初出場のプロスイマー北島康介氏(34)が緊張の第1日を終えた。

 小田孔明と同組でプレーし「104」。同伴プロの成績とハンディを差し引いた公式スコアは「82」の10オーバーとなり「大きなプレッシャーの中では、まずまずのプレーができたかな」とうなずいた。

 昨年4月の現役引退後に本格的に始めたゴルフの腕前は「ベストスコアが95くらい」。14年賞金王の小田は「バーディーを取って『チョー気持ちいい』と言ってほしかったけど、今日は耐える1日だったからね」と振り返った一方で「あと2年やれば、もっとうまくなれる。センスがある。アプローチがうまいです」と、金メダリストの底知れない可能性に驚きを隠せなかった。

 「池に入れなくて良かった。『泳いで取りにいけ』って言われると思ったから」と笑わせた北島氏。「ゴルフは一瞬で決まる。水泳は反復。思い通りにいかないのは水泳に似ている。うまくいかないところが楽しい。奥が深い」とアスリートの本能ものぞかせていた。