1歳で米移住、杉本エリック初日本ツアー2打差4位

10番、ティーショットを放つ杉本(撮影・狩俣裕三)

<男子ゴルフ:長嶋茂雄招待セガサミー・カップ>◇第1日◇6日◇北海道・ザ・ノースカントリーGC(7178ヤード、パー72)◇賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)

 日本ツアーの杉本エリック(23=フリー)が7バーディー、1ボギーの66で回り、首位と2打差の4位につけた。

 専大ゴルフ部だった両親のもと千葉で生まれ、1歳で米国へ移住。日本語を操り、国籍も日本だが「完全にアメリカ人」と笑う。日本にいたときの名前は杉本拓也だった。南カリフォルニア大では同世代のジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマス(ともに米国)らと大会で対戦し、腕を磨いてきた。身長170センチ、体重62キロと海外では小柄な部類に入るものの、アイアンの精度とパターに強みを持つ。

 現在はサンディエゴに拠点を構え、主戦場とする南米のツアーの中断期間を利用し「暇だったので(笑い)」来日。「いろんな国を学ぶこともいい経験になる。日本まで来たので優勝したい」と意気込んでいた。