池田勇太、冷静に挽回「1打でだいぶ順位も変わる」

18番、バーディーを決め、笑顔を見せる池田(撮影・狩俣裕三)

<米男子ゴルフ:全英オープン>◇第1日◇20日◇英国サウスポート・ロイヤルバークデールGC(7156ヤード、パー70)◇賞金総額◇賞金総額1億25万ドル(約11億7900万円)◇優勝賞金184万5000ドル(約2億1200万円)

 3年連続5度目の出場となった池田勇太(31=フリー)は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71で回り、1オーバーで58位だった。

 前日に降った雨の影響でフェアウエーが軟らかくなり、クラブの跳ね返り方に違和感を抱えながらのプレー。10番で「思いもよらぬ」ダブルボギーをたたくなど、一時は4オーバーまでスコアを落としたが、後半に粘りを見せた。14番パー3では6番アイアンでのティーショットをピンそばにピタリとつけて初めてのバーディー。続く15番はグリーン右のラフから難しいアプローチの落としどころが「あと1ヤード」届かず、5メートルを残したが、これをねじ込んで連続バーディー。何度も拳を握った。

 17番パー5で2オンに成功しながら3パットでパーにした悔しさは募るが、最終18番でバーディーフィニッシュ。今季出場したメジャー2試合は、いずれもカットラインに1打及ばず決勝ラウンドに進めなかっただけに「18番でバーディーを取れたのは大きい。1打でだいぶ順位も変わる」とうなずいていた。