松山悔し涙 後半失速5位タイでメジャー初V逃す

全米プロ選手権最終日、5位タイでホールアウトし、悔し涙を流す松山(撮影・菅敏)

<米男子ゴルフ:全米プロ選手権>◇最終日◇13日◇米ノースカロライナ州シャーロット・クウェイルホローC(7600ヤード、パー71)◇賞金総額1050万ドル(約11億6000万円)優勝189万ドル(約2億800万円)

 松山英樹(25=LEXUS)が後半失速してスコアを伸ばせず3打差の通算5アンダーの5位タイに終わり、悲願のメジャー初Vはならなかった。

 打差2位から出て前半でスコアを1つ伸ばし通算7アンダーの首位タイに浮上。後半立ち上がりの10番でバーディーを奪ったが、11番から3連続ボギーで3打差の5位タイまで後退。14番、15番で連続バーディーを奪い1打差の2位タイと巻き返したが、16番のパーパットがカップに嫌われ痛恨のボギーで再び2打差の3位タイと後退。18番もボギーで通算5アンダーとスコアを落として終わった。

 悔しさを押し殺すような表情でホールアウト後のインタビューを受けたが、言葉は少なく、途中で抑えきれずこぼれ出した涙をタオルで拭くシーンも見られた。

 通算8アンダーのジャスティン・トーマス(米国)が2位に2打差をつけてメジャー初優勝した。