池田勇太2年連続賞金王へ「全部の試合で上に」

プロアマ戦の1番、ティーショットを放つ池田(撮影・丹羽敏通)

 男子ゴルフのフジサンケイ・クラシック(31日開幕、山梨・富士桜CC)のプロアマ戦が30日、同コースで行われた。

 前週RAIZAP・KBCオーガスタで今季初優勝を飾った池田勇太(31=フリー)は「好きなコースです。難易度が高いから、コースと向き合って戦っていかなきゃいけない」と気合をにじませた。

 昨年まで208ヤードだった13番パー3がティーグラウンドを後方に新設して250ヤードとなるなど、総距離は73年のツアー制度施行後3番目に長い7566ヤード(パー71)に伸びた。「改造されて戦略性も高くなった」と分析する一方で「(単純に)長くなったからどうこうということもなく、雨が降ったり風が吹いたら影響する。今日は天気も良く、風もなかったから気にはならなかった。天候次第です」と冷静に見ている。

 米ツアーへ積極的にスポット参戦してきた今季、日本ツアーはこれが7試合目。他の賞金ランク上位選手と比べて半分ほどだが、ここから大逆転で2年連続賞金王のシナリオを描いている。「全部の試合で上にいく。それしか考えていない」と力強く話した。