ツアー未勝利でプロ2年目の森井菖(あやめ、24=国際スポーツ振興協会)が首位と1打差の5位で好スタートした。5バーディー、2ボギーの3アンダー69でラウンド。今週はゴルフの手ほどきを受けた父のサポートを受けて初優勝を狙う。
前半の11番で森井は確かな感触を得た。ピンまで2メートルに寄せたバーディーチャンス。5月からパット指導を受ける南コーチの勧めで今週から導入した約1インチシャフトを長くした新パターで確実に決めた。手応えをつかみ、後半の5番で7メートルのバーディーパットも沈めた。1ラウンドの平均約31のパット数が、この日は28。「本当に驚きました」。本人もビックリの覚醒ぶりだ。
今週は8歳から12歳までゴルフを教えてくれた清三郎さん(61)の運転で東大阪市から移動した。関西地区のツアー以外での帯同は珍しく「細かい指導でイラッとします」と苦笑いしながら好サポートを感謝する。昨年から計60試合のツアーに出場し、今年3月のダイキン・オーキッド・レディースの5位発進が第1日の最高。昨年4月のスタジオアリス女子の11位が最高成績となる。「年下の人も優勝している。優勝争いを経験し、1回のチャンスをつかみたい」。
出場権がない前週の日本女子オープンはテレビ観戦し、畑岡の優勝を見届けた。「私も負けられない」。プロ2年目の新鋭が富士山のふもとで、ツアーの頂点を見据えた。【藤中栄二】
◆森井菖(もりい・あやめ)1993年(平5)7月9日、東大阪市生まれ。8歳の時、父清三郎さんの勧めでゴルフを開始。体力づくりのため、小学校でバレーボール、中学校でバスケットボールと陸上に励む。大阪学院大を中退してプロテストに専念し、3度目の受験だった昨年7月に合格。家族は両親と兄4人。162センチ、54キロ。血液型はB。