石川遼が競り合い制し優勝「すごくいい経験に」

風のいたずらで優勝杯のリボンが石川の顔面を覆ってしまうハプニング(撮影・中島郁夫)

 石川遼(26=CASIO)が、スコアを3つ落としたものの、通算4アンダーの140で優勝を飾った。

 7アンダー単独首位で出た石川だったが、この日はショットが安定せず出入りの大きいゴルフになった。前半、2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーで2つ落とすと、後半も2バーディー、3ボギーと一進一退を繰り返した。同じ組で回った太田直己に4アンダーで並ばれ迎えた最終18番ホール。石川は2打目を大きく右に外し、3打目のアプローチはピンから約2メートル。そこからバーディーパットは惜しくも、カップをかすめ左に外れた。何とかパーで終えた石川に対し、入れれば逆転のバーディーパットを太田が外し、さらに約50センチのパーパットも外したため、石川の優勝が決まった。

 石川は「最終18番で、優勝するか、プレーオフかという状況は、すごくいい経験になった。勝つには、どんな内容であろうと自分ができる最高のことをしていくしかないと思った。自分の体の動きを、いいときと悪いときに感じられるようになったのでが収穫」と優勝インタビューで語った。

 12日から始まる国内ツアー開幕戦、東建ホームメイト杯の調整を兼ねて出場した千葉オープン。7日からは岐阜オープンにも続けて出場する。「千葉の練習日も入れて、5日間は、国内ツアーの日程と同じだが、移動もあるので、ツアーよりタフな状況を作り出せる。それが自分のパフォーマンスにどんな影響があるのかを知りたい」と、石川はしっかりと開幕戦を見据えている。