3オーバーの76位から出た香妻陣一朗(23=フリー)が10バーディー、1ボギーで自己ベスト「61」をマークし、通算6アンダーの134で首位と3打差の5位に急浮上した。
第1ラウンドのホールアウト後の練習で「左に置きすぎていた」ボールの位置を修正。ショットの手応えを得て臨んだラウンドで爆発した。特に後半インコースは12番からの4連続を含む6バーディーで「29」。最終18番も「2パットでいい」と無欲で打った10メートル超のロングパットがカップに消え「入れようと思ってなくても入る。気持ちよかったですね」と声を弾ませた。
前日は谷口徹(50)に誘われ、米ツアー優勝を飾ったばかりの小平智(28)と3人で鍋をつついた。「頑張ります」と巻き返しを誓っていた23歳に谷口が「その位置から、どうやって頑張んねん」とピシャリ。今後米ツアーに専念する小平からも「日本で出る試合数が少ないオレの賞金額を超えなかったら、メシをおごってね」とハッパを掛けられた。
会心のラウンドに「今日は“ドヤ顔”で会えますね」と胸を張ったが、伝え聞いた谷口は「『予選落ちる気がしないです』とか、あいつの自信には根拠がない。小平とかなら分かるけど、ただの無謀な発言や。あれこそ、ビッグマウスですよ」と笑いながら疑いの目を向けた。
3人とも通算6アンダーで並び、第3ラウンドは香妻と谷口が同組で回る。大先輩をうならせる好プレーを見せられれば、念願の初優勝も近づいてくるはずだ。【亀山泰宏】