石川遼8位、ヘタクソとヤジも神対応「自由に見て」

8番、ティーショットを放つ石川(撮影・前岡正明)

 石川遼(26=CASIO)は5バーディー、4ボギーの69で回り、通算7アンダーの203で首位と4打差の8位に後退した。

 予選から3日連続となる小平智(28)に加え、この日は09年全米プロ覇者で今季から再び日本ツアーに参戦しているY・E・ヤン(46=韓国)と同組のラウンド。1、2番と巧みなアプローチから連続バーディー発進。後半11、12番の連続バーディーでさらにトップに迫ったが、17、18番と連続ボギーフィニッシュ。「内容は悪くなかったけど、ラインが読み切れていなかった」と、淡々と振り返った。

 予選ラウンド2日間とも左の深いフェアウエーバンカーに入れてダブルボギーをたたいていた18番では、持ち球のドローではなく、右へ曲がるフェードボールを選択した。「昨日(宮里)優作さんと(小平)智くんのドライバーが(左の)バンカーからフェードで流れていくのを見て、このホールはあの球が打てれば最高だろうなと思っていた」。3番アイアンを握った12番のティーショットでフェードを打つなど感覚を確かめた上でのトライだったが「もう少し左に打ち出せれば最高だった」というボールは右ラフに落ちた。

 第2打は左からの風に流されてグリーン右手前のバンカーに入って3オン2パット。「普段あまりフェードを打っていないので、ティーショットでフェードがかかりすぎてラフにいったのか、風に流されたのかが分からなかった。ティーショットの時点で、左からの風(の強さ)に気付くべきだった」と悔やんだ。

 3パットボギーとした17番ではギャラリーから「ヘタクソ!」とヤジも飛んだ。「普段から僕は結構『ヘタクソ』って言われて、あの父親に育てられてますからね。ここで『58』を出した時も、最後のバーディーパットがショートして『お前、下手だなあ』と言われている。自分でもそう思うし、あまりカチンとはこないですよ」と笑いつつ「いろんな声をかけてもらえる環境は大事だと思う。選手がどう思うか分からないけど、ゴルフって(観戦の仕方に)いろいろ制限もあるので、僕はギャラリーの人に自由に見てもらいたいなという気持ちがある」。選手会長目線でおおらかに受け止めた。

 「和合では何が起こるか分からない。差についてはあまり考えてない。明日、自分は5アンダー、6アンダーというスコアが必要になると思う。そこだけに集中したい」。逆転を期し、最後の1人になるまで練習場で調整して引き揚げた。