秋吉翔太、くまモンパワーだ「優勝して丸刈り回避」

熊本出身らしく、ボール、マーカー、キャディーバッグにくまモンをあしらっている秋吉

 2位から出た秋吉翔太(27=ホームテック)が5バーディー、1ボギーの66で回り、通算11アンダーの199で単独首位に浮上した。開幕前、自身への戒めとして「トップ10に入るまでは丸刈り」とバリカンで頭を刈った男に、初優勝のチャンスが訪れた。

 秋吉は頭をさすりながら「優勝して、丸刈りを回避できれば一番いい」と笑った。初のシード選手として臨んだ今季、誓いを立てた。「トップ10に入るまでは丸刈り」。開幕から3試合連続予選落ちで、1月に購入したバリカンを自ら頭に当て続けた。ウッド系はドライバー1本だけというセッティングにした今大会は3番ウッドの代わりに入れた2番アイアンが威力を発揮。得意のロングゲームに、最終18番で5メートルのパーパットをねじ込むなどグリーン上もかみ合ってきた。

 バッグにズラリと並ぶアイアンには、1歳4カ月の長男湊斗(みなと)くんの名前が刻まれている。シード選手の証しでもある刻印。さらにボールやマーカー、キャディーバッグには熊本出身らしく「くまモン」をあしらう。「震災もあったし、少しでもアピールできれば。ボールをあげれば、子どもも喜ぶじゃないですか」。ホールアウト後、愛息ら家族も急きょ最終日の会場に駆けつけることが決まった。「一生懸命、頑張るしかないです」と力を込めた。【亀山泰宏】