タフマン宮里優作、欧州挑戦成果の粘りで連覇へ望み

18番、バーディーパットが、わずかに外れて悔しがる宮里優(撮影・丹羽敏通)

<男子ゴルフ:日本プロ選手権>◇第2日◇11日◇千葉・房総CC房総(7324ヤード、パー72)◇賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)

 宮里優作(37=フリー)が2バーディー、2ボギーの72で回り、通算4アンダーの140で首位と2打差の2位で大会を折り返した。気まぐれな風と厳しいピン位置でスコアを落とす選手が続出する中、欧州挑戦で着実に磨かれている粘り腰を発揮。パープレーで史上5人目の連覇へ望みをつないだ。

 平均スコア75・014を記録した第2ラウンドで宮里優が優勝戦線に食らいついた。2ボギー先行から11、12番と連続バーディー。「2ボギーで収めておけば、どこかでバーディーを取れば展開が変わってくるかなと。後半は切り替えて、ピンを狙いたいところも丁寧にいった」と、自制してパープレーにまとめた。

 忍耐力が求められる展開は望むところだ。「タフな選手になりたい」と挑戦した欧州ツアーではアクシデントの連続。マスターズから転戦したスペインではゴルフ道具一式の到着が開幕前日まで遅れた。ぶっつけ本番で12位に入り、翌週のモロッコでの試合から帰国する時にもトラブル。経由便のエールフランスのストライキに肝を冷やしながら、何とか日本にたどり着いた。

 「日本のコースだけで戦っていると、ぼやけてしまう気がした」という自らの課題とも向き合う日々。ショートゲームのバリエーションを求め、62度のウエッジを追加した。今後海外で戦う前に慣れておく意味合いで前週から投入したが「このコースは砲台グリーンが多いから、フワッと上げて乗せるのに、すごい楽。何でもっと早く入れなかったのか。やっとセッティングが固まった」。連覇の鍵となりそうな気配がある。

 現在60位の世界ランクを上げ、全米オープンをはじめとした大舞台の切符につなげていくためにも結果が欲しい今大会。「トップは見ず、自分のゴルフに集中したい」と冷静に言った。【亀山泰宏】