松山29位後退「ビッグスコアでトップ10を」 

松山英樹(2018年3月21日撮影)

<米男子ゴルフ:AT&Tバイロン・ネルソン>◇第3日◇19日(日本時間20日)◇テキサス州ダラス・トリニティフォレストGC(7380ヤード、パー71)◇賞金総額770万ドル(8億4700万円)優勝賞金138万6000ドル(1億5200万円)

 第2ラウンドで今季ベストスコアに並ぶ「63」をマークした世界ランク9位の松山英樹(26=LEXUS)は2バーディー、2ボギーの71と伸ばせず、通算7アンダーの206で首位と10打差の29位に後退した。

 2オンに成功した1番パー5で2パットバーディーを先行させたが、4番ではバンカーから寄せきれず、パーパットもカップに蹴られてボギーとした。木がほとんどないリンクススタイルのコースには強風が吹き、タフなコンディション。「マスターズが終わってから(アイアンショットが)ずっと左に行っている。(原因が)スイングなのか、クラブなのか」と、乱れた部分に考えを巡らせた。

 前日さえ渡ったパットは「そんなに毎日入ったら、苦労しないですよ」と笑いつつ「ミスパットというミスパットは、ほとんどない」と評価する。「気持ちが入りすぎて、パンチが入っちゃった。何やってんだか…」とバーティートライが2メートルオーバーした9番も、返しのパーパットをねじ込んでみせた。「ラインの読みは、大きくは間違えていない。あとボール1個、半分くらいで入りそうな雰囲気がある」と消化できている。

 3連戦の最後に4月のマスターズ以来となる最終ラウンドのプレーに臨む。「体力が持つかどうか分かりませんが…」と笑いながら「ビッグスコアを出したら、トップ10くらいには入れる。それを目指して頑張りたい」と上位進出を期した。