苦労人、高山佳小里予選落ち涙も「経験プラスに」

初めて全米女子オープン出場権をゲットした高山佳小里(2018年5月8日撮影)

<米女子ゴルフ:全米女子オープン選手権>◇第2日◇1日(日本時間2日)◇米アラバマ州・ショールクリーク(6689ヤード、パー72)◇賞金総額500万ドル(5億5000万円)

 キャディーのアルバイトをしながら予選会を突破した無名の高山佳小里(24)の夢は、はかなく散った。

 第1ラウンド(R)で80と大たたき。わずかな可能性をかけて143位から出た第2Rも、自分を取り戻すことができずに1バーディー、7ボギー、2ダブルボギーの82。通算18オーバーの暫定153位でホールアウトし、初めて挑んだ夢の舞台は予選落ちが確実になった。

 人目をはばからず涙を流し「悔しいですね」と言葉を絞り出した。日本のレギュラーツアー出場経験はわずか1試合で、生涯獲得賞金は0円。国内予選会で出場権を手にすると、渡航費をかき集め、エコノミークラスで現地入りした。

 夢を追いかけ、努力を重ねてきた苦労人。2番パー4でピン側30センチに寄せて奪った今大会唯一のバーディーが、せめてもの勲章になった。

 「楽しかったです。コースが難しかったからスコアがでなかったわけではなく、自分のゴルフができなかった。打ちたいショットも打てず、その結果がこのスコア。でも、楽しむことはできました。それは、良かったです」

 涙を拭い、必死に笑顔を作る。

 「また日本に帰って、1から頑張りたい。この後、1番大切なものが控えているから。この経験はきっとプラスになる。もう悔し涙は嫌なので、笑って終われるようにしたい」

 6月末からはプロテスト2次予選、さらには国内ツアー出場権をかけたQTもある。