有村智恵、POで優勝逃すも6年ぶりトップ5で復活

プレーオフの末に優勝を決めた成田美寿々(右)と敗れた有村智恵は健闘をたたえ合う(撮影・外山鉄司)

〈女子ゴルフ:宮里藍 サントリー・レディースオープン〉◇最終日◇10日◇兵庫・六甲国際GC(6525ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

 6年ぶりの復活優勝を狙った有村智恵(30=日本HP)が、プレーオフ4ホール目で力尽きた。

 悔やまれるのは2ホール目。18番パー4で、第2打をピン7メートルにつけた成田に対し、1・5メートルという絶対的優位に立ちながら、決めきれなかった。「思ったところに打ったんですが…。あれが入らなかったら勝てません」。微妙なフックラインと読みながら、カップ際で逆に右に切れ、天を仰いだ。

 ただ、米ツアー参戦前年の12年以来、遠ざかっていたトップ5フィニッシュが、今季は5月ほけんの窓口レディースに続き、2度目。「いい感じにはなっています。今週はショットが本当に悪くて、3割ぐらいの調子の中でこういう(2位になる)ゴルフができたので」。復活の時は近づいている。