鈴木愛V!左膝不安あっても“日本人の強さ”みせた

優勝杯を笑顔で持つ鈴木(撮影・柴田隆二)

<女子ゴルフ:ニチレイ・レディース>◇17日◇最終日◇千葉・袖ケ浦CC新袖(6548ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)

 昨年の賞金女王、鈴木愛(24=セールスフォース)が、申ジエ(30=韓国)テレサ・ルー(30=台湾)とのプレーオフを制し、今季4勝目、通算9勝目を挙げた。

 5バーディー、1ボギーの4アンダーで回り、通算9アンダーでプレーオフに突入。18番パー5でのプレーオフ1ホール目に、テレサ・ルーが脱落。直接対決となった2ホール目でダブルボギーをたたいた申ジエに対し、鈴木はパーセーブで優勝を決めた。

 「今週に入って、やっぱり左膝もまだあまり良くなくて、いい意味であんまり自分に期待せずやった。プレーオフでは特に緊張もなく、すごく落ち着いてやれた。お客さんに『やっぱり日本選手負けたか』と言われたくなかったので、勝ちたかった。日本、韓国、台湾とゴルフが強い国の中で、日本が一番強かったのを見せられた」と満足そうに話していた。