約3カ月ぶりに復帰した片山晋呉(45)が、汚名返上の優勝を飾った。国内男子ゴルフのRIZAP・KBCオーガスタは、今日23日に福岡・芥屋GC(パー72)で開幕。22日はプロアマ戦(スクランブル方式団体戦)が行われ、片山組が57で回り、15アンダーで優勝。日本ツアー選手権森ビル杯のプロアマ戦(5月30日)で、招待客に不愉快な思いをさせたとして罰金30万円と厳重注意を受けて以来のツアー復帰戦で、いきなり大会を盛り上げた。
ベテラン片山が、照れくさそうに頭をかいた。
「久々にプロアマに出てきて優勝というのも、何とも言えないですよね。説明ができない。みんなに言われました。『そこで優勝しちゃうんだ』って」
みそぎの舞台で2位に2打差をつけた優勝だった。アマチュア3人との団体戦。好位置の球を選択するスクランブル方式で、バーディーパットが決まると招待客とハイタッチ。スイングの指導もした。友好的な雰囲気で18ホールを回り、圧巻の15バーディー、ボギーなしで15アンダー。ツアー32勝目に弾みをつけたかに思えたが、選手間にはこんなジンクスがあるという。
「プロアマで優勝すると(本番で)優勝できないなんて、よく言うんです」
日本ツアー選手権森ビル杯のプロアマ戦で、招待客に不愉快な思いをさせたとして罰金と厳重注意処分を受け、試合出場を自粛。その間は関係各所への謝罪回りに追われ「練習は例年の3分の1くらいしかやっていない」という。報道陣に「白髪が増えたのでは」と聞かれると「心労です」と自虐的に答え、笑いを誘った。
選手会長の石川遼は、片山の復帰を歓迎した上で「スポンサーの方々のおかげで試合が成り立っている。本質的な部分を見直す、1つのきっかけになればいい」と襟を正す考えを示した。表彰式では地元博多の人気アイドルグループ、HKT48の即席ライブが開かれるなど大盛り上がり。片山は「少しでもいいプレーを見せたい」。心機一転、復帰戦に臨む。【益子浩一】
◆片山のプロアマ戦騒動 日本ツアー選手権森ビル杯のプロアマ戦で、片山が招待客に不愉快な思いをさせ、1ホールでプレーを切り上げさせた。後日、公表したJGTO側は具体的な行為を明らかにはしていないが、現場にいた日本サッカー協会相談役の川淵三郎氏はツイッターに「前の方で“帰る”なのか“帰れ”なのか大きな怒号が聞こえた」と記した。片山は罰金30万円と厳重注意を受け、当該の招待客に謝罪。ツアー出場を自粛していた。