石川遼、胃けいれん発症も会場で点滴打って強行出場

9番、イーグルパットを決めガッツポーズを見せる石川(撮影・栗木一考)

<男子ゴルフ:RIZAP・KBCオーガスタ>◇第2日◇24日◇福岡・芥屋GC(7151ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝2000万円)

石川遼(26=CASIO)が「胃けいれん」を発症しながらも強行出場した。スタート前に体調不良を訴え、救護室で医師による診断と点滴を受けた。32位から出て1イーグル、3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの73で回り通算1アンダーの30位。2年ぶり優勝へ気迫で予選を突破した。

石川の表情は青ざめていた。朝から体調不良と背筋痛を訴え「体がだるく、筋肉がズキンズキン張っている状態。胃けいれんもあった」と説明。近隣病院から医師を呼び、会場内で点滴を打って強行出場した。9番パー5でイーグルを奪うなど一時は首位に2打差に迫りながら、体力が持たず最終18番で痛恨のダブルボギー。それでも「やるからには優勝しか考えていない」と2年ぶりVへ、気力だけで予選を突破した。