石川遼、予選落ちも前向き「昨日より悪くない印象」

2番、ティーショットを放つ石川(撮影・林敏行)

<男子ゴルフ:ダイヤモンド・カップ>◇21日◇第2日◇埼玉・武蔵CC笹井(7060ヤード、パー71)◇賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)

石川遼(27=CASIO)の約1カ月ぶりの復帰戦は予選落ちに終わった。

第1日の2オーバーから3つスコアを落とし5オーバー、88位。RIZAP・KBCオーガスタで大会中に熱中症にかかり、その翌週のフジサンケイ・クラシックを欠場した。その間に、ウイルス性腸炎も発症していた。体重が5キロ落ち、ようやく体調が回復したが、大会前は3ラウンドを回っただけ。

第1日は、「球に力が伝わらない」と珍しく弱音も吐いたが、この日は「昨日より悪くないという印象。今日の内容だったら、練習、ラウンドを続けていけば問題ない」と前向きになった。ほぼ3週間の完全休養からの回復を「クラブも握らない、振らないという状態が10日以上続いた。それが、どのくらい後々に影響するのか分からない。3倍くらいの時間がかかるのかな。そういう目で、自分としては見ていきたい」と先を見据えていた。