松山英樹、細部までこだわった“庭”で優勝を目指す

練習ラウンド2番、第2打地点へ向かう松山(左)と宮里

男子ゴルフの松山英樹(26=LEXUS)が6日、今季初の日本ツアーとなる三井住友VISA太平洋マスターズ(静岡)に向けて会見に臨み「結果で応えるという意味で優勝が一番分かりやすい。それを目指して頑張るだけだと思います」と意気込みを口にした。

過去2勝を挙げた舞台、太平洋C御殿場Cの全面改修に、米国の著名な設計家リース・ジョーンズ氏とともに監修として携わった。「リースのプランがある中で、思ったところを話した。米国でやってきて、少しでも感じる部分があったんだと思う」。2人のこだわりは細部に宿る。例えば10番では、255ヤードで超える位置にフェアウエーバンカーを新設し、当初は切ってしまう予定だった右ラフの木も残したことで番手選択は一気に悩ましくなった。

グリーン左の落ちていく傾斜も絶妙に利いている。海外経験豊富な石川遼も「グリーンを守るバンカーが全体的にギュッとグリーンに近づいたことで引き締まりました。より世界基準になったコースだと思う」と話す。

日本2連戦の後は、タイガー・ウッズ(米国)がホストを務めるヒーロー・ワールドチャレンジ(バハマ)参戦を予定。「ちょっとしたきっかけで上位にもいけると思うし、優勝も可能になってくる。早い段階で見つけられれば」とポイントを挙げた。【亀山泰宏】