松山英樹は攻めて3位 2季ぶりタイトルへ視界良好

<ゴルフ米男子ツアー:ファーマーズ・インシュアランスOP>最終日◇27日(日本時間28日)◇米カリフォルニア州・トーリーパインズGC(南コース7698ヤード、パー72)

6位で出た米ツアー5勝の松山英樹(26=LEXUS)は、通算16アンダーの3位で、17年8月に優勝したブリヂストン招待以来のトップ3入りを果たした。ショットが安定し、6バーディー、1ボギーで、大会自己最高位を記録し、復調気配を示した。ジャスティン・ローズ(英国)が、米ツアー通算10勝目を挙げた。今季米ツアー初戦のタイガー・ウッズ(米国)は20位だった。

    ◇    ◇    ◇

大歓声に包まれてフィニッシュした松山の顔に、充実感が広がった。6年連続の出場で大会自己最高となる3位。前日苦労したティーショットで安定感を取り戻し、グリーンを外したのは16番の1度だけ。ツアー屈指の難易度を誇る南コースで崩れることなく16アンダーにまでスコアを伸ばし、復調を世界にアピールした。「ティーショットが昨日より良かったので、フェアウエーから打てる分チャンスも多かった。流れを切らさず最後までできたかな」と納得した。

攻めの姿勢が戻ってきた。最終18番(パー5)。ティーショットを右のバンカーに入れた。グリーンまで230ヤードを残し、左前には池が広がる。刻むのか、それともピンを狙うのか。周囲が固唾(かたず)をのんで見守ったショットは、高く舞い上がりグリーンを捉え約5メートルにつけた。

イーグルこそ逃したが、きっちりバーディーを奪った。「いってみて失敗したら、頑張ってパーを取ろうかなというところでした。このコースでここまでうまくプレーできたのは初めて」と冷静に振り返った。

昨年、ケガなどの影響で未勝利に終わったことから、今年に入りスイングを見直した。「ティーショットとショートゲームが全然不安要素だらけ」と満足はしていないが、試行錯誤を重ねてきたことが実りつつある。「こうしたらいいんじゃないかなって思ったら、良い成績が出たので、すごくほっとしている」と話した。

調子を取り戻しつつある中で次戦は、16、17年に連覇した相性のいいフェニックス・オープン(31日開幕、米アリゾナ州)に出場予定だ。「ティーショットとパッティングがうまくいけば、チャンスはあると思うので頑張りたい」。2季ぶりのタイトルに向け、視界が開けてきた。