上田桃子「指を離して打った」原因不明の痛み抱えV

最終ホールでバーディーがわずかに外れ座り込む上田桃子(撮影・外山鉄司)

<女子ゴルフ:Tポイント×ENEOS>◇最終日◇24日◇大阪・茨木国際GC(6219ヤード、パー71)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

上田桃子(32=かんぽ生命)が、前夜に原因不明の痛みに襲われていた。

右手中指にテーピングを巻いたまま優勝会見に出席。上田は「昨日の夜、寝ていて、痛くて起きた。ズキン! という痛みで、毒か何かに刺されたのかという痛みでした」と打ち明けた。

この日朝になっても痛みは治まらず、朝食もとらずにはり治療などに専念。スタート前と、ハーフターン時に痛み止めを服用しながらのプレーだった。

一時は申ジエに3打差をつけられながらの大逆転優勝。上田は「朝、こんなに痛くなるのもまさか。プレーできたのもまさか。まさか、まさかの連続で優勝できた」と語った。

プレー中は「曲げると痛いので、(中)指を離して、1本指がないと思って打った。プロになった時から下半身で打つことを心がけていたので『右手くらいなくても、やれるんじゃないか』と気持ちを切り替えた」と話した。

今後は病院で診察を受ける方針だという。