金谷拓実39位「意識している」ローアマ見えてきた

金谷拓実(18年10月撮影)

<米男子ゴルフ:マスターズ>◇13日◇第3日◇米ジョージア州・オーガスターGC(7475ヤード、パー72)

57位から出たアマチュアから出場している金谷拓実(20=東北福祉大3年)は、6バーディー、2ボギーの68で通算1アンダーの215で39位につけ、11年の松山以来のローアマが見えてきた。

東北福祉大の阿部靖彦監督から目標を「4アンダー」に設定されスタート。前半からショットがさえて、2番(パー5)で約3メートル、3番(パー4)で約1メートルを沈めて連続バーディーとするなど、前半だけで5つのバーディー(1ボギー)を奪ってパトロンを沸かせた。

後半は12番(パー3)でバーディーを奪い「あと3つバーディーが欲しかった」と頭をよぎって迎えた13番で悪夢が待っていた。第2打をグリーン手前のクリーク(水路)に落とした。水の中ではなかったため、そのまま打てたが、グリーン上で3パットしてボギーとして勢いが止まった。「無理に狙いにいってしまった」と振り返った。

それでも、監督指令をクリアし、松山が初出場した11年の第3日に記録したスコアと同じ「68」で回った。アマチュアの最上位は、通算2アンダーで31位につけたハベランド(ノルウェー)。ハベランドと1打差につけている金谷は「ローアマはもちろん、意識していますが、もっと上位でプレーできれば勝手についてくる。自分のプレーができれば」と1つでも上を目指していく。

46位から出た松山英樹(27=LEXUS)は、8バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算3アンダーの213で25位。同じ46位から出た小平智(29=Admiral)は、2バーディー、3ボギーの73で回り、通算2オーバーの218で50位。タイガー・ウッズ(米国)は、通算11アンダーで2位。フランチェスコ・モリナリ(イタリア)が、通算13アンダーで単独首位に立った。