昨年覇者の重永亜斗夢は不安隠せず「逃げ道がない」

プロアマ戦に出場した重永(左)と俳優の中村雅俊(撮影・前岡正明)

男子ツアーの国内開幕戦、東建ホームメイト杯が18日、三重・東建多度CC名古屋で開幕する。17日は、前日プロアマ戦が行われた。

昨年覇者の重永亜斗夢は「例年に比べてショットはいいが、パターはひどい。やばいです。思ったところに(球が)出ていかない」と危機感を募らせた。昨年初優勝を飾ったときは、開幕前のパター変更が功を奏した。しかし今年は逆の展開で「パターには逃げ道がない。入るか入らないかなので、ストレスだし、悩まされている」と不安いっぱいの表情だった。昨年の賞金王、今平周吾はマスターズに出場したため16日の夕方に帰国。開幕前日の午後に会場入りした。

マスターズで予選落ちしたことで「正確性だけでいけるかなと思ったが、やっぱりもう少し飛距離がないとと思いました。今年は飛距離を求めながらやりたい」と課題を口にし、今季の目標を「国内は3勝」とした。昨季ツアー通算20勝目を挙げた池田勇太は永久シードの25勝に向け「そりゃあ意識していますよ。だからこそ、勝てるゴルフをしないといけないし、どんどん勝ち星を重ねていけるようにしたい」と意欲をのぞかせた。