小田孔明3位に復活の予感「トップが逃げるゴルフ」

18番、バーディーパットを決めガッツポーズの小田(撮影・前岡正明)

<男子ゴルフ:東建ホームメイト杯>◇最終日◇21日◇三重・東建多度CC名古屋(7081ヤード、パー71)◇賞金総額1億3000万円(優勝2600万円)

ベテランの小田孔明(40=プレナス)が5バーディー、2ボギーの68で回り、通算13アンダー、271で3位に入った。不振だった昨年最高6位を上回る成績で、開幕戦から復活を印象づけた。

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後半の怒濤(どとう)の追い上げも、あと1歩届かなかった。

それでも12アンダーで4人が並んだ最終18番で、執念のバーディーを奪い単独3位へ抜け出した。「最後は3位タイがめちゃくちゃいたから、ぶち込んでやろうと入れたんだ」と笑顔で話した。

賞金王獲得の14年以来遠ざかっていた優勝に迫った。初シード獲得以降では最悪の44位に終わった昨年から、復活を予感させる開幕戦での3位。一緒に回った「チーム孔明」の愛弟子・出水田にも実力差を見せつけ「勝てなかったけど、トップが逃げるゴルフを見せられた」と胸を張った。