吉田優利が全米女子OP出場権「自分のゴルフ貫く」

全米女子オープンの出場権を手にした4選手。左から上野菜々子、岡山絵里、吉田優利、天本遥香

<米女子ゴルフ:全米女子オープン日本地区最終予選>◇22日◇茨城・大利根CC東C(6678ヤード、パー72)西C(6676ヤード、パー72)

本戦(5月30日開幕、米サウスカロライナ州CCオブチャールストン)出場権をかけて計96人(プロ53人、アマ43人)が出場し、初めてアマ2人が同時に出場権を獲得した。

1日36ホールで争い、18年に日本女子アマと日本ジュニアを制した吉田優利(19)が通算1アンダーの2位。18年女子プロツアーの大王製紙エリエール・レディース7位のアマチュア上野菜々子(18)が通算2オーバーの3位で出場を決めた。

第1ラウンドで67のスコアを出した吉田は、疲労が蓄積する第2ラウンドも76で踏みとどまり、上位をキープ。特に第2ラウンドの13番パー5では約12メートルのバーディーパットを沈め「今の自分にもこれからの自分いも良いバーディーだったと思います」と手応えを口にした。「ゴルファーの中では1番の大会」と表現した全米女子オープンに向け「自分のゴルフを貫きたい」と意欲をみせた。

また吉田と同学年の上野も第1ラウンドと崩れながらも第2ラウンドで70と巻き返して3位通過。「すごくうれしいの一言」と満足顔。米男子ツアーをチェックし、タイガー・ウッズやジョーダン・スピースのプレーを参考にしており、米国での大会には強いあこがれがある。

上野は「プロになってお金をためてから米国に行こうと思っていた。まさか試合で行けるなんてテンションが上がります」と声をはずませていた。