佐渡山理莉3位「あの場に立つ」昨年の雪辱へ決意

佐渡山理莉(2018年10月12日撮影)

<女子ゴルフ:アジア太平洋女子アマチュア選手権>◇25日◇茨城・ザ・ロイヤルGC(6431ヤード、パー72)

沖縄出身の佐渡山理莉(18)が、6バーディーの66で回り、3位につけた。前半の3番で約3メートルを沈めると4番(パー3)では、バンカーからチップインバーディー。さらに、6番で約4メートル、8番では約1メートルをそれぞれ決めて前半だけで4つスコアを伸ばした。

後半に入ってもノーボギーと崩れることなく、さらにスコア2つ伸ばしてフィニッシュした。「ノーボギーは大会では記憶にない。全体的に安定したプレーができたし、良いリズムで回れたかな」と納得の表情を浮かべた。

雪辱を果たす。日本勢7人が出場した昨年は、唯一、予選を通過することが出来なかった。決勝ラウンドは、2位に入った西村優奈(18)のキャディーを務め、トップアマたちのプレーを見つめた。プレーオフまでもつれ込んで敗れた仲間の姿を心に刻み「最後は自分も悔しかった。今年こそはプレーヤーとしてあの場に立ちたいと思った」と強い決意で挑む。

首位とは2打差につけている。「(第2ラウンドも)はじめからのスタートだと思って気持ちを切り替えていきたい」と自身に集中した。

昨年2位の西村は、4アンダーの68で回り、8位につけている。オーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権で3位に入った安田祐香(18)は、1アンダーの71で19位。22日の全米女子オープン最終予選会で本戦出場権を得た吉田優利(19)は、2アンダーの70で12位。ベッキー・ケイ(オーストラリア)が、8アンダーの64で首位に立った。

優勝者には、エビアン選手権(7月25日~28日、フランス)、全英女子オープン(8月1日~4日、英国)のメジャー2大会の出場権が与えられるほか、来年のオーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権(米ジョージア州)への出場権も得られる。