腰痛再発石川遼が初の途中棄権、長期離脱の可能性も

スタート前、練習場に出向き同組の選手に挨拶をし練習場を引き上げる棄権した石川遼(撮影・森本幸一)

<男子ゴルフ:中日クラウンズ>◇第2日◇3日◇愛知・名古屋GC和合C(6557ヤード、パー70)◇賞金総額1億2000万円(優勝2400万円)

腰痛を再発した石川遼(27=CASIO)が、この日朝に棄権することを決めた。石川が途中棄権するのは08年のプロ転向後初めて。

第5腰椎のヘルニアの症状で、4月の国内開幕戦となった東建ホームメイト杯を欠場。先週末に打ち込みを再開し、今大会が今季初のツアー出場だった。

前日2日の第1日に、13年の日本ツアー選手権第1日以来、6年ぶりの80台となる81をたたき、出場108人中107位で発進。その際には「腰が抜けた感じ。フォロースルーからフィニッシュの間で、痛かった。そこから足が動かなくなりました。本当に、どうしたらいいか、分からなかった」と明かしていた。

前夜は治療に専念したが、一夜で回復の兆しは見えなかった模様だ。

第2日は尾崎将司(72)、アマチュアのスター候補生金谷拓実(20=東北福祉大)と午前7時50分にスタート予定だったため、この日朝にクラブハウスを訪れ、同組の2人に棄権を報告した。

ゴルファーにとって腰の負傷は、長期離脱の危険性もある。石川の今後のツアー出場は、不透明になった。