池田勇太V「暴れられるよう準備」全英OP切符獲得

表彰式で笑顔を見せる池田勇太(撮影・加藤諒)

<男子ゴルフ:ミズノ・オープン>◇最終日◇2日◇茨城・ザ・ロイヤルGC(8016ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝2000万円)

6アンダーの首位から出た池田勇太(33=フリー)が、5バーディー、4ボギーの71で回り、通算7アンダー、281で逃げ切った。通算21勝目として、ツアー勝利数ランキングで杉原輝雄の28勝に続く、単独8位となった。

3番パー5で最初のバーディーを奪うとそこから4番パー3ではカラーから6メートルをねじ込み、5番パー4は、ピン手前3メートルを沈め、3連続バーディーでスコアを伸ばした。後半はボギーが先行し、スコアを落としたものの、追いすがるチャン・キム(米国)を1打差で退けた。「ここ2、3試合で苦戦していたのでこの優勝は自分の中でも大きい」と喜んだ。

上位4人に与えられる7月の全英オープン出場の権利も手にした。「今年はメジャーに出られないかと思っていたが、取れた。その舞台で暴れられるように、しっかり準備したい」と世界での活躍を誓った。

3アンダーの5位から出た今平周吾(フリー)は、3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74で通算1アンダー、287で9位だった。