松山英樹勝つかも…優勝へパッティング勝負/青木功

青木功氏(2019年4月17日撮影)

<男子ゴルフ・全米オープン選手権/青木功のグリーントーク>◇13日(日本時間14日)◇第1日◇米カリフォルニア州ペブルビーチ・ゴルフリンクス

メジャー初制覇を目指す松山英樹(27=LEXUS)が、1イーグル、3バーディー、3ボギーの69で回り、首位と4打差の2アンダーとまずまずのスタートを切った。

日本ゴルフツアー機構(JGTO)会長ので、82年の全米オープンで同じペブルビーチ・ゴルフリンクスでプレーした青木功氏(76)が、松山のプレーを評論した。

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ホールアウト後に松山と話したら、本人は結構いいと言っていた。プレーを見ても、今日の松山はそんなに悪くないよ。今季はメモリアルあたりからずっと良くなってきているし、だから苦しいときにも耐えられるんだ。

この時期のペブルビーチは2月に比べると、格段に難しくなっているんだ。日本人選手でも、2月のこのコースでやった人はいるけど、6月にやった人はいない。2月のAT&Tと、全米オープンじゃ芝の長さ、グリーンの硬さやセッティングも全然違うからね。

松山は、初めてのペブルビーチと言っていたけど、よくやったと思う。ショットの安定感はまあまあだし、パッティングが思った通りにいかないときがあると言っても、自分でこうすればいいということが分かっている。優勝はパッティング勝負だな。松山だって、明日から1アンダー、1アンダーで回っていたら勝つかもしれない。(プロゴルファー)