鈴木愛Vを支えた保科キャディー「さすが愛ちゃん」

通算12アンダーで優勝を決め大喜びの鈴木(左)は大会アンバサダーの宮里藍さんから祝福を受ける(撮影・外山鉄司)

<女子ゴルフ:宮里藍サントリー・レディース>◇最終日◇16日◇兵庫・六甲国際GC(6511ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

鈴木愛のバッグを担いだ保科隆キャディー(47)は初の“2週連続優勝”となった。

過去に佐伯三貴、原江里菜、アン・ソンジュの優勝にも貢献しており、前週は上田桃子をサポートして通算5勝目。「さすが愛ちゃんです。僕は気持ちよくプレーできるように心掛けただけ。左足首が痛いのに勝負どころのショットはビタッとつける。パットもそう。ラインを聞かれても“うまいんだから、自分を信じてやればいい”とほぼアドバイスしませんでした」と喜んだ。

キャリア20年以上のベテランは次週のニチレイ・レディースをお休みする。「僕はあまり“営業”しないんで、お声もかからない。だから、今年初めて3週連続で仕事したんですよ。もうヘトヘトです」。人並み外れた色黒ぶりがトレードマーク? だが、業界内で力量を評価する声は多い。今後、鈴木のキャディーとしては、7月エビアン選手権、出場権が確定した場合の全英女子オープンの海外メジャー2試合に出向く予定だ。