鈴木愛、前年Vもコース変化しイメージリセットが鍵

鈴木愛

国内女子ツアーのニチレイ・レディースは21日、千葉・袖ケ浦CC新袖C(6548ヤード、パー72)で開幕する。前週の宮里藍サントリー・レディースで今季2勝目を挙げた鈴木愛(25=セールスフォース)は20日、会場コースでのプロアマ戦で調整。大会連覇と2週連続優勝を狙う。また勝みなみ、小祝さくら、河本結ら黄金世代も優勝争いへの意欲を示した。

   ◇   ◇   ◇

前週優勝の余韻に浸ることなく、鈴木は最終調整を続けた。20日のプロアマ戦で調整後にはコースの変化に言及し「木が減って、砂も量が増えた。グリーンも止まるし、スピードもあまり出ないので、今年は結構、スコアが出るかなと思っています」と警戒した。4月から痛めている左足首の治療で、17日には国立スポーツ科学センターに足を運び、検査やマッサージを受けたという。

18日にはトレーナーの治療も受けて練習量も抑えながら今ツアーに備えた鈴木は大会優勝候補の1人。「調子自体は良いけれど、昨年までの(コースの)イメージを崩していけるかが大事。どう崩して明日に備えるかが勝負」と大会2連覇、そして2週連続優勝を見据えた。

鈴木との優勝争いに絡んでくるのが、今季のツアーを盛り上げている黄金世代(98年度生まれ)となる。前週で予選落ちを味わった勝は「(前週は)もう終わったことなので。今週から頑張ればいい。また新たな気持ちでこの試合に臨みたい」と言えば、河本は「優勝したいという気持ちで。優勝を目指して頑張りたい」と気合を入れた。今大会単独8位以上で生涯獲得賞金1億円を突破する小祝は「全然、そんな感じがしていなくて。しっかりスコアを出せるように頑張りたい」と静かに燃えていた。