久常涼3位タイ 4歳上先輩渋野の「スマイル」刺激

男子15~17歳の部で、3位につけ満面の笑みを浮かべる渋野日向子の後輩、久常涼(岡山・作陽高2年)=2019年8月15日

<アマチュアゴルフ:日本ジュニア選手権>◇15日◇第2日◇埼玉・霞ケ関CC東C(7466ヤード、パー71)◇男子15~17歳の部

20年東京オリンピック(五輪)のテスト大会を兼ねて行われ、五輪と同じ東C(7466ヤード、パー71)で開催した男子15~17歳の部で、AIG全英女子オープンを制した渋野日向子(RSK山陽放送)の後輩、久常涼(岡山・作陽高2年)が、4バーディー、2ボギーの69で回り、通算3アンダー、139で3位タイにつけた。

前半は2バーディー、2ボギーとスコアを伸ばせず後半へ。我慢のゴルフが続いたが、17番パー4で8メートルを沈めると18番パー4でも3メートルを決めて上がり2ホールを連続バーディーとして最終日につなげた。「天候が荒れていて神経を使ったが、安全なところにおけてパーを拾えた」と振り返った。

高校の先輩、渋野の「スマイル」に刺激を受けてきた。小1の時から、作陽高が練習している同じ場所で練習していたとあって4つ上の先輩とは顔見知り。練習熱心で競技と向き合う姿を目に焼き付けてきた。「日本のゴルフ界に明るいニュースを届けてくれた。いつも明るく声をかけてくれる。あれだけ笑えるのは余裕のある証拠。尊敬しています」とと話した。

自身は「ボギーをたたくとすぐ喜怒哀楽を出してしまう。あの気持ちで僕がプレーできたら…。周りには僕はスマイル・キングになると言ってる。なかなかできないですが…。とりあえず表彰式で笑えるように頑張ります」と渋野級のスマイルでタイトルを目指すつもりだ。

68で回った小林大河(千葉・西武台千葉高1年)、72で回った唐下明徒(広島・瀬戸内高2年)が、通算4アンダー、138で首位に立っている。