渋野日向子 優勝意識したコメントも/第2日見所

渋野日向子

<女子ゴルフ:NEC軽井沢72トーナメント>◇第2日◇17日◇長野・軽井沢72ゴルフ北C(6705ヤード、パー72)

今夏の全英女子オープンを制して一躍時の人となった渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、午前10時1分から第2ラウンド(R)に臨む。前日の第1Rは5アンダーで首位と3打差7位発進。ホールアウト後は「優勝を狙うからには、初日がこのくらいのスコアでないと」と今季3勝目を意識したコメントだった。

渋野は5月に国内メジャー初戦ワールド・サロンパス・カップでツアー初優勝し、7月に資生堂アネッサ・レディースで2勝目。その勢いで全英女子で海外初試合ながらメジャー優勝を飾っていた。

帰国後の第1戦、北海道meijiカップは通算4アンダーで13位に終わったが優勝争いには絡んでいた。今回は凱旋(がいせん)試合第2戦にあたる。16日の第1Rでは国内22R連続オーバーパーなしとし、2013年にアン・ソンジュ(韓国)が記録した最長の28R連続に近づいている。アンといえば日本では10、11、14、18年に賞金女王の座を獲得した名選手だ。

渋野は岡山市出身で、高校は岡山・津山市にある私立の作陽を卒業し、今年で3年目になる。先に実績を残す畑岡奈紗や勝みなみらと同じホープが集う、98年度生まれの黄金世代にあたる。アマチュア時代に華々しい戦績はなく、プロテスト合格から1年で今夏の全英女子を優勝。樋口久子以来、日本勢では男女通じて42年ぶり2人目のメジャー優勝を遂げるなど実力を伸ばしている。